その日、腕時計をしたまま
ドアノブに手をぶつけました。
カツン、と小さな音。
あわてて手首を見ました。
傷は、ついていませんでした。
でも、そのとき初めて気づいたんです。
私、この時計に
傷がつくのが怖いんだ、と。
◯妻からもらったG-SHOCK
この時計は、誕生日に妻からもらったG-SHOCKです。
自分では選ばなかったもの。
でも、つけてみたら手首になじんで、
今では毎日つけています。
G-SHOCKといえば、頑丈な時計の代表です。
落としても、ぶつけても平気。
そういうイメージがありますよね。
私もそう思っていました。
なのに、ドアノブにぶつけただけで
この慌てよう。
理由は、たぶんひとつです。
もらいものだから。
自分で買ったものなら、
「まあ、傷も味か」で済んだかもしれません。
でも、選んでくれた人の顔が浮かぶと、
そうは思えませんでした。
◯保護フィルムって必要なの?
そこで調べてみました。
G-SHOCKに保護フィルムは必要なのか。
意外なことに、
同じことで迷っている人がたくさんいました。
そして、意見はきれいに分かれていました。
◯「必要ない」という人の言い分
・そもそも頑丈な時計なので、気にしなくていい
・フチが高く、画面が奥にあるので、フィルムがきれいに貼りにくい
・フィルムそのものが、時間がたつと黄ばむことがある
さらに、こんな考え方もありました。
「G-SHOCKは、傷がついてこそかっこいい」
使い込んだ跡が、その人だけの時計になっていく、という考え方です。
なるほど、と思いました。
◯「必要」という人の言い分
・頑丈なのは本体で、画面のガラスは意外と傷がつく
・一度ついた画面の傷は、あとから消せない
・時計に合わせた専用のフィルムもある
こちらも、うなずける話です。
本体の傷は味になっても、
画面の傷は、時刻を見るたびに目に入ります。
◯私が出した答え
さんざん迷って、
私はこう決めました。
液晶のところだけ、守る。
本体は、使っているうちに傷がついてもかまいません。
それは、毎日つけてきた証拠だと思えるからです。
でも、画面だけは
いつまでもきれいに見ていたいんです。
もらった日のまま、
時刻を読みたいんです。
もし同じように、
大切な人からもらった時計で迷っているなら。
全部を守ろうとしなくても大丈夫です。
「ここだけは守りたい」という場所を、
ひとつ決めてみてください。
それだけで、
つける毎日が少し気楽になります。


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