自然に触れると、ストレスが減る。
よく聞く話ですよね。
でも正直に言うと、
私は半分くらい
「気分の問題でしょ」と思っていました。
ところが、三連休の初日。
久しぶりに筑波山に登ってみて、
少し考えが変わったんです。
◯三連休の筑波山は、やっぱり混雑していた
10月の三連休、その初日。
筑波山へ向かうと、
登山に向かう人がたくさんいました。
リュックを背負った人、家族連れ、
友だち同士で来ている人。
さすが三連休だな、と思いました。
調べてみると、筑波山は
山頂のすぐ下の道が狭く、
休日はそこから渋滞が起きやすいそうです。
これから紅葉の季節になると、
さらに混雑すると言われています。
人の多さには、正直
少し驚きました。
じゃあ、こんなに人が多い中で、
自然に触れた気持ちよさなんて感じられるのか?
それが、ちゃんと感じられたんです。
人が多くても、山は山だった。
◯気持ちいいのは、体のほうが先だった
登り始めて、しばらくすると
不思議と頭が静かになっていきました。
木の匂い、風の音、足元の土。
ふだん頭の中にあるあれこれを、
いつの間にか考えていませんでした。
帰ってから、気になって調べてみました。
自然とストレスについては、
日本でも研究が進んでいるそうです。
千葉大学の宮崎良文さんたちは、
全国24か所の森で実験をしています。
森の景色を座って眺めたときと、
街中で眺めたときを比べると→
森のほうが、唾液の中の
ストレスホルモンが13.4%低かったそうです。
さらに、リラックスしているときに働く神経が高まり、
血圧や脈拍も下がっていたとのこと。
つまり、私たちが
「気持ちいいな」と思うより先に、
体のほうが落ち着いているのかもしれません。
私はこれを「体の先回り」と呼んでいます。
気分の問題だと思っていたのは、
気分が追いつく前に、体がもう反応していたからでした。
心より先に、体がほどけている。
◯大事なのは、遠くの山より「週の合計」
じゃあ、山に登らないと
自然の良さは味わえないのか?
そうでもなさそうです。
イギリスのエクセター大学などが、
約2万人を調べた研究があります(2019年)。
それによると、1週間で合計120分以上
自然の中で過ごした人は、
健康で幸せだと答える人が多かったそうです。
おもしろいのは、ここからです。
1回でまとめて120分でも、
短い時間を何回かに分けても、
違いはなかったとのこと。
近所の公園や、川沿いの道でもいいわけです。
ただし、これは「そういう傾向がある」という研究で、
自然に触れれば必ず元気になる、という話ではありません。
それでも、私には十分でした。
山に登るのは、たまのごほうび。
ふだんは、近所の緑を少しずつ。
自然は、一気飲みより分けて飲む。
◯紅葉がなくても、来てよかった
実は、紅葉はまだでした。
山の木は、まだ青々としていて、
そこだけは少し残念でした。
筑波山の紅葉の見頃は、
例年11月上旬から下旬ごろだそうです。
ちょっと早すぎましたね笑。
でも、山頂の蕎麦屋さんで食べた山菜そばが、
とてもおいしかったんです。
歩いたあとの温かいそばは、
それだけで来たかいがありました。
紅葉はなくても、
「また来たい」と思える理由ができました。
次は11月に、色づいた筑波山を見てみたいです。
足りないものがあると、また来たくなる。
◯今日のまとめ
自然に触れるとストレスが減る。
「気分の問題でしょ」と思っていた私が、
三連休の混雑した筑波山で気づいたこと。
・人が多くても、山の気持ちよさは消えない
・体は、心より先に落ち着いている
・目安は、1週間で合計120分
・近所の緑を、分けて取り入れてもいい
自然は、気分ではなく体で味わうもの。
最後にひとつ、問いかけです。
この1週間で、
自然の中にいた時間は何分くらいでしたか?
まずは今日、
近所の公園や緑のある道を、10分だけ歩いてみてください。
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