洗ったつもりだった。
サーモスの水筒のパッキンを外したとき、ゴムの溝に黒い点がぽつぽつ付いているのに気づいた。毎日すすいでいたし、見える範囲は洗っていたのに、外して裏を見たらこれだった。
結論としては落ちた。ただし、やってはいけない方法をあやうくやるところだった。
◯まずやってはいけないこと
塩素系の漂白剤は使えない。
キッチンハイターのような塩素系がいちばん効きそうに思えるのだが、サーモスの水筒は酸素系の漂白剤しか使えないことになっている。塩素系はステンレスを傷めてしまうためで、これは公式にも明記されている。
危うく手持ちのハイターを引っ張り出すところだった。調べてよかったと思う。
◯やったこと
1. 本体、パッキン、飲み口を全部バラす
2. 40〜50度くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かす
3. パッキンを沈めて30分ほど置く
4. 流水でよくすすいで、完全に乾かす
お湯の温度が大事だった。水だと反応が鈍く、熱すぎるとゴムに良くない。給湯器を40度台にして、そのまま出したお湯を使った。
30分置いて引き上げたら、黒い点はほとんど消えていた。溝の奥に残った分は、柔らかいスポンジの角で軽くこすったら取れた。
◯落ちなかったら、パッキンは交換できる
これは知らなかったのだが、パッキンは消耗品として単体で買える。
説明書には1年を目安に確認して、表面がザラついていたり傷んでいたら交換するようにと書かれていた。品番は水筒の底に書いてあるので、それを見て同じものを探す形になる。
つまり、パッキンが傷んだからといって水筒ごと買い替える必要はない。黒ずみが落ちなくなったら交換すればいい。この事実だけでも、調べた甲斐があった。
◯そもそもの原因は乾かし方だった
カビの原因は、汚れよりも水分だった。
洗ったあとにパッキンを本体にはめたまま伏せておくと、ゴムと本体の間に水が残る。そこが乾かない。私はずっとこれをやっていた。
いまは洗ったあとにパッキンを外したまま、別々にして乾かしている。付け外しがひと手間だが、これを始めてから黒ずみは出ていない。
◯やってみて思ったこと
水筒は毎日使うものなので、洗うのが作業になっていた。作業になると、見えるところしか洗わなくなる。
パッキンを外して裏を見る、というだけのことを、買ってから一度もやっていなかった。落ちてよかったし、これからは月に一度くらいは外して見ることにした。
同じように毎日すすぐだけになっている人は、一度パッキンを外して裏返してみてほしい。

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